入れ歯で「話しにくい」「発音しにくい」とお悩みの方へ
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
入れ歯を使うようになってから、「話しにくい」「発音しにくい」と悩んでいませんか?
時間とともに、お口になじんで慣れてくることも多いのですが、いつまでたっても改善されずに困っている人もいらっしゃいます。
当院では、他院で作った合わない入れ歯についての相談をお受けしています。
そこで今回は、入れ歯で発音しにくくなる原因や対策についてお伝えしたいと思います。
話をするときは、口の開閉だけでなく、舌の動きが重要です。
入れ歯が発音を重視した設計になっていなければ、舌を動かせるスペースが確保できていないことがあります。
特に、保険診療でつくる入れ歯は、歯肉のようなピンク色の部分に厚さがあるため、こもった話し方に聞こえがち。
だったらピンクの部分を薄くすればよいのでは?と思うかもしれませんが、この部分は歯科素材のプラスチックで造られているため、あまり薄くすると強度が弱くなって、入れ歯が壊れやすくなってしまうのです。
特にサ行の「し」「す」という音は、歯擦音といわれ、歯のすき間から息が漏れる音を活かして発音します。
ところが入れ歯になると天然歯だった頃とは噛み合わせの厚みが変わってしまい、うまく発音できなくなるのです。
他にもマ行の場合は、音を出すために唇をくっつけてから開く必要がありますが、入れ歯の厚みで口をしっかり閉じられず、発音がうまくいかないことがあります。
逆に噛み合わせが深すぎて必要以上に入れ歯が当たってしまう場合は、カチカチ、クチャクチャといった余計な音が漏れてしまうことがあります。
入れ歯が厚すぎて発音に問題がでる場合は、ピンク色の歯科用プラスチックの部分を、金属床に変える方法があります。
金属製で丈夫なので、薄く作ることができます。お口の中での違和感が少なくて発音に影響しにくいため、会話がスムーズになるほか、たくさんのメリットがあります。
喜ばれているのは、金属のため食べ物や飲み物の温度を感じることができるため、おいしさや食感を以前のように楽しむことができます。
もみじ歯科では、お悩みを解消するお口にピッタリ合った入れ歯を作製します。
金属製の入れ歯は自費診療なので少し費用がかかりますが、快適で丈夫な入れ歯です。ぜひチャレンジしてみませんか?