ヨーグルトの乳酸菌パワーで歯周病を予防
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
ヨーグルトはお好きですか?
ヨーグルトは腸によいことで知られていますが、口内環境を整える作用があり、実は歯周病を予防するためにも、おすすめの食品なのです。
その理由は、ヨーグルトに含まれる乳酸菌です。
乳酸菌は、人間の体内にも存在する善玉菌「プロバイオティクス」で、これらは、健康のために役立つ働きをしています。
これまでは抗生物質で病原菌を殺菌し、健康を維持する考え方が主流でした。それに対し、プロバイオティクスでは善玉菌のポジティブなパワーを健康維持に活かすという考え方です。
ところが、唾液に含まれる乳酸菌は、年齢とともに減少していく傾向にあります。
40代前半には30%まで減少し、50代半ばになると約半数まで減少しているともいわれています。
中高年になると、若い頃と同じような歯のブラッシングをしているのにもかかわらず、歯の状態が悪くなって義歯が必要になる人が急増します。
体内のプロバイオティクスの働きが悪くなり、口内環境が悪化することも歯周病になりやすくなる要因のひとつといえます。
そんなときこそ乳酸菌を含むヨーグルトを食べる習慣をつけて、口内環境の改善を目指しましょう。
ヨーグルトの選び方で大切なのは、砂糖が含まれていないタイプを選ぶこと。
砂糖は、むし歯や歯周病の原因菌を増殖させる原因になるので、なるべくプレーン(無糖)を選ぶことをおすすめします。甘さが不足するようであれば、ハチミツを入れるとおいしく食べられます。
ハチミツには、むし歯菌の活動を抑える抗菌作用があることがわかっていますので、一石二鳥です。
ヨーグルトに含まれる乳酸菌には、口内環境を改善するロイテリ菌、歯周病菌をやっつける乳酸菌LS-1や乳酸菌L8020、免疫力を高める乳酸菌L-137などがあります。
それぞれ成分表示で含まれている乳酸菌の種類を調べて、自分に合ったものを選ぶといいですね。
ぜひ毎日の食習慣にヨーグルトをプラスして、乳酸菌が持つプロバイオティクスのパワーで、健康な身体をつくりましょう。