赤ちゃんをむし歯から守りたい…ママのお口のケアが大事！
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
おなかの中で無菌状態で育った赤ちゃんは、生まれてくる時にママの腸内細菌を引き継ぐといわれています。
けれども、むし歯の原因菌であるミュータンス菌に関しては、どうでしょう？赤ちゃんは、むし歯菌ゼロの状態で生まれてきます。
「むし歯になりやすい」ことについては遺伝的な要素があることも否めませんが、赤ちゃんのお口に「むし歯菌が多くなるか、少なくなるか」については、生まれてからの環境が左右するのです。
赤ちゃんには、ママをはじめとする家族からむし歯菌がうつります。リスクが高くなるのは、1歳半くらいになってママから受けた免疫がきれるころです。風邪を引きやすくなるのも、その頃からです。
それから2歳半くらいのまでの間に、将来むし歯になりやすいかどうかが決まるとされています。
むし歯菌は、キスしたり、同じスプーンで食べさせたり、唾液のついたタオルを共有したり、唾の飛沫からもうつります。
そうはいっても赤ちゃんにとって、ママや家族とのスキンシップは大事なことです。
むし歯菌をうつしたくないからといって、赤ちゃんとの接触を減らすわけにはいかないですよね。
では、どうすればよいのでしょう？
一番おすすめなのは、ママや家族のお口からむし歯菌を減らしておくことです。
赤ちゃんが生まれるまでの数カ月の間に、家族全員が歯磨き習慣の見直しや歯科検診を行うことをおすすめします。
そして、赤ちゃんをむし歯菌の脅威にさらさない、健やかな環境に迎えるための準備をしましょう。
妊娠中は女性ホルモンの影響もあって、お口の状態が悪くなりやすい時期。おなかが空くと気分が悪くなるから「ダラダラ食べ」が増えがちですし、「歯磨きがつらい」という悪循環にも陥りがちです。
そんなときは、ぜひとも体調のよい日を見計らって、歯科で歯のクリーニングを受けてください。むし歯菌や歯周病菌を減らせますので、妊娠高血圧症候群（妊娠中毒症）などのリスク回避のためにもおすすめです。
もみじ歯科では妊娠中のホームケアについてもアドバイスしています。
妊娠中も安心して受けられる処置のみを提供していますので、ご一緒にむし歯菌を減らせるように努めていきましょう。
