歯ブラシ1本だけでは歯磨き不足!デンタルフロスをプラス
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
お口の中で「歯垢が溜まりやすい場所」はどこなのか、ご存知ですか?
(1)歯と歯のすき間
(2)歯と歯ぐきのさかい目
(3)奥歯の噛む面にある溝
この3カ所を、お口の不潔域(ふけついき)といいます。
不潔域では、歯磨きの際で磨き残した歯垢を温床として細菌が繁殖するため、そこからむし歯になりやすいのです。
歯ブラシ1本だけで歯磨きをしていると、磨き残してしまった歯垢が溜まっていきます。1日1回以上は、デンタルフロスや歯間ブラシなどの歯間清掃アイテムをプラスしたお手入れをしてくださいね。
歯と歯のすき間に溜まる歯垢は、デンタルフロスを使用すればかなり除去できます。
歯ブラシ1本だけの歯磨きでは、歯間の汚れの60%程度しか落とせないことが明らかになっています。
デンタルフロスや歯間ブラシをプラスしたブラッシングを行うと、約85%まで歯間の歯垢を除去できるといいますから、この大きな効果を見逃す手はないですね。
1日1回以上は、フロスを取り入れた丁寧な歯磨きを行いましょう。
デンタルフロスを使うタイミングは、普通の歯ブラシで全体を磨いた後がおすすめです。磨ききれなかった細かいところの汚れを、フロスや歯間ブラシを使って除去します。
フロスにはロールタイプと、ホルダータイプがあります。
初心者はホルダータイプから始めるといいでしょう。
ホルダーやイプには、前歯に使いやすいF字型と、前歯にも奥歯にも使えるY字型があります。
慣れないうちは歯間にフロスの糸が入りにくいのですが、初心者向けのフロスには歯間に入れやすいようワックス加工されています。
フロスを始めたばかりの頃は出血することがありますが、しばらく続けていると歯茎の腫れぼったさが落ち着いて出血しなくなります。
ロールタイプのフロスは必要な長さのフロスをカットして、指に巻き付けて使用します。最初は戸惑うかもしれませんが、慣れれば簡単にできますしホルダータイプよりも経済的です。
歯磨きやフロスの際は、ぜひ手鏡を持ってください。きちんと磨けているか確認しながらする歯磨きは、なんとなく磨いている時と圧倒的な差が出ます。
デンタルフロスは、歯の側面に沿って汚れを掻き出すようにして使用します。歯は根本の方が内側にカーブしていますので、そこまでしっかりフロスを入れて、歯垢を掻き出すようにしてください。
歯磨きやフロスの使い方は、歯科検診や定期クリーニングの際に歯科衛生士が指導しています。わからないことがあれば、何でもお気軽にご相談くださいね。