フッ素入り歯磨き粉の効果を活かす!効果的な歯磨きの方法
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
予防歯科の先進国スウェーデンの子どもたちには、むし歯がほとんどありません。
また、80歳以上のお年寄りの口内に残っている歯の平均本数が、日本よりも8本ほど多いというデータもあります。
けれども30年前まで溯ると、スウェーデンは日本よりも圧倒的に虫歯の子供が多かったのです。ところが国を挙げてフッ素ケアをはじめとする虫歯予防に取り組んでからは、虫歯の子供の数を日本の約10分の1まで減らすことに成功しました。
30年間でここまで予防効果を急激に高めた、スウェーデンの歯磨き法を参考にしてみませんか?
スウェーデンでは毎日の歯磨きと、定期的な歯科でのプロフェッショナルケアによって歯の健康を保っています。
そのためには、以下のようなことに気を付けると良いでしょう。
●食後と寝る前に必ず歯磨きをする
就寝中は、むし歯の原因菌がもっとも活発化する時間帯です。寝る前にできるだけお口の中の細菌を減らしておくことが大切です。
●デンタルフロスやワンタフトブラシを使う
歯と歯のすき間、歯と歯ぐきの境い目、歯が噛み合わる面に、歯垢などの汚れが溜まりやすくなります。
フロスなどの歯間清掃具や、先が細く丸い束になっているワンタフトブラシなどを取り入れた効果的な歯磨きをしましょう。
スウェーデンでは、むし歯の発生を防ぐ効果や、歯を強化する効果が期待できるフッ素ケアを取り入れた歯磨きが重視されています。
そのためにはフッ化物が含まれた歯磨き粉を、できるだけ口内にとどめることが大事。歯を磨いたあと、口をすすぐのは軽く1回だけにしましょう。
これは、スウェーデンのイエテボリ大学で発案された方法で「イエテボリ法」と呼ばれています。
スウェーデンでは歯磨きの後、口をすすがないのが普通なのです。
(ただし12歳以下のお子さんは、この方法は避けましょう)
●歯みがき後30分は飲み食いしない
フッ素の効果を活かすために、歯磨き後30分~2時間は飲食をしないでおきましょう。
定期的に歯科医院で、歯科医師・歯科衛生士によるプロケアを受けましょう。
フッ素塗布など、フッ素の効果を活用したむし歯予防の処置も受けられますし、歯のクリーニングをすると歯の表面がツルツルになって歯垢がつきにくくなります。