重度の歯周病治療を行っています~その①歯周外科治療~
こんにちは。
安芸郡 府中町の「もみじ歯科」です。
歯周病は、ひどくなってから慌てて治療に来られる方が少なくありません。
というのも、初期の歯周病には痛みなどの自覚症状が少ないので、なかなか気がづくことができないのです。
気づいた時には、歯ぐきが炎症を起こして膿が出たり、歯がグラついてくるといった中度や重度まで進行してしまっているケースが多いのですが、そうなると一般的なスケーリングなどの治療では追い付きません。
そこで当院では、重度の歯周病を改善するためにフラップ手術を行い、さらにリグロスやエムドゲインという薬剤を塗布することで歯ぐきの再生治療を行っています。
重度の歯周病になると歯ぐきの奥底に歯石が溜まり、そこを温床にして歯周病菌が繁殖します。
一般的な歯周病の治療では、スケーラーという先の尖った器具で歯垢や歯石を除去していくのですが、重度になると、スケーラーが届きません。
そのため、歯ぐきを切開し、歯の根っこを露出させた上でキレイに歯垢や歯石を除去します。この治療を「フラップ手術」といいます。
歯垢と歯石を取り除き、歯根の表面を徹底的に清掃したあとは、歯ぐきを縫合します。これでフラップ手術が完了です。
歯周病治療が遅れると、抜歯を免れない状態まで悪化することがあります。
逆にできるだけ早く治療を始めれば、歯を残せる可能性が高くなります。
・歯肉の腫れや出血がある
・歯ぐきが下がって歯が長くなってきた
・歯が浮く・グラグラする
・口臭がキツくなった
上記のような異常を感じたら、できるだけ早くもみじ歯科へご来院ください。
歯周病の治療後は、再発を防ぐために歯ぐきの再生治療を行います。
リグロスやエムドゲインという薬剤を塗布する「歯ぐきの再生治療」の方法について、詳しくは次の記事をご覧ください。